★第四夜 2003/11/24 『角膜ヘルペス』についてです

★第四夜 2003/11/24


『角膜ヘルペス』についてです


の秋の楽しみといえば一度は紅葉を見に行く事ですが、今年はあの黒部渓谷へ出かけてまいりました。

回は、冬に多い角膜ヘルペスについてお話しましょう。ペルペスウイルスは、単純ヘルペスウイルスと、帯状疱疹水痘ウイルスとがあります。

膜ヘルペスは、主として単純ヘルペスウイルスの1型によって発症します。(※2型は主として外陰部を冒すので、性器ヘルペスと呼ばれることもありますが、まれに新生児の眼に感染する事があります。)

いていは、子供の頃に眼瞼や結膜のヘルペスにかかり、気付かないで忘れている事が多いのですが、成人になって風邪や体調不良などをきっかけとして再感染の形として角膜潰瘍を起こします。

型的な所見は、樹枝状角膜炎といわれ、木の枝に似た、枝分かれした角膜表面の潰瘍です。視力低下や、まぶしさを感じるなどの症状を示します。

在は、坑ヘルペス剤の眼軟膏で、1~2週間で治るものですので、しっかり治しましょう。治療が遅れて慢性化し、重症化すると、実質型ヘルペスとなり、難治性となりますので、要注意です。