★第一夜 2000/8/14 『ものもらい』についてです

★第一夜 2000/8/14 『ものもらい』についてです

まだまだ残暑が厳しく、疲れやすい毎日ですね。

今回は夏の終わり頃に多いものもらい(麦粒腫)についてお話しましょう。

麦粒腫(ものもらい)の原因となる細菌は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌がほとんどです。これらの細菌は目の周りに存在する事が多く、通常は感染を起こしにくいのですが、夏の疲れが残っていたり、アルコールを飲みすぎたりして体の抵抗力が落ちている時に、目の周りをこすりすぎると感染が起こり麦粒腫になります。

目の周りを清潔に保って抗菌剤の目薬をつけていると治りますが、ひどくなると化膿して痛んできます。その時は眼科を受診しましょう。

再発を繰り返す場合は慢性の眼瞼炎や糖尿病などの全身病が原因の事があります。